どん底の始まり
2018年、私たちは人生のどん底にいました。
付き合って半年ほど。
きっと彼は発達障害だろうとは感じていましたが、それでも一緒にいると毎日が楽しかったです✨
でも、ある大きな出来事をきっかけに、彼は急激に落ちていきました。
- パニックで飛び跳ねる
- 叫ぶ
- フラッシュバック
- 過呼吸
- 家を飛び出して走り出す
二次障害が強く表れ、自己肯定感はどんどん下がり、
口癖は「俺なんて…」でした。
誰かと暮らす中で「どうしてこんなに急に変わってしまうの?」と不安になる瞬間、きっと多くの方が感じたことがあると思います。
精神科を受診しても
「診断を受けたら、自分を責めなくてもよくなるかもしれない」と思い、彼に受診を勧めました。
結果は、自閉症スペクトラムと不安症。
薬(エビリファイ)も処方されました。
でも、パニックは収まらず、副作用で気分が悪くなるばかり…。
「病院に行っても、薬を飲んでも良くならない」
それに、困りごとは他にもたくさんありました。
私たちは“なす術なし”の状態でした。
「病院に行ったのに…」「薬を飲んでいるのに…」と感じたことがある方は、きっと少なくないはずです。
必死に探した「なにか」
それでも私は必死に考えました。
だって彼は「生きていたくない」と口にするほど追い詰められていたから。
そこで、片っ端からネットに落ちている情報を試しました。
- 太陽の光を浴びる
- 植物を育てる
- 山登りや散歩
- カラオケや映画
- おいしいご飯を食べる
- 背中をさする
その瞬間は少し楽になる。笑うこともあります。
でも根本的な解決にはならず、パニックが消えるわけではありません。
暗闇は続きました。
私自身も限界に
彼を支えようと必死だった私も、やがて限界を迎えました。
- 生理が3か月に一度のペースに
- 微熱が半年続く
- 5kg太り、自分が嫌になる
- 情緒が不安定になり、カサンドラ症候群に
支える側が壊れてしまう。これも現実です。「私までおかしくなってしまうんじゃないか」そんな怖さを感じる人もいると思います。
出会いで変わった矢印
1年間苦しみ続けて、転機は2019年。
ある出会いがありました。それがドテラです。
「どんな製品よりも、まずライフスタイルを整えてください」
この言葉に深く納得し、食事・睡眠・運動・心のケアを見直しました。
つまり、「暮らし」です。
香りの力も借りながら、自分に“温かい矢印”を向けることを始めたのです。
すると、不思議なくらい彼にも温かい矢印を向けられるようになり、二人の関係性も変わっていきました。
それまでは、「彼の特性」「パニック」「辛いこと」など、問題にばかり目を向けていました。
視野も狭かったと思います。
今、伝えたいこと
あの頃は本当に「なす術なし」でした。
でも、選択肢は「薬や通院」だけじゃなかった。
日常の小さなチョイスを変えること。
心と体を整える術を持つこと。
それが、私たちをどん底から救ってくれました。
誰かの症状を変えられなくても、自分の暮らしを変えることで光が差し込む。
これは、当時の私には想像できなかったことです。
最後に
薬を否定するつもりはありません。
もちろん私も医療に助けられた経験があります。
私が素晴らしいと感じているのは、「選べること」なんです。
毎日気分や体調は違うじゃないですか。
その日の自分に合わせて、自分のケアを”自分で”選べること。
その想いで、私の体験や支援現場での学びをまとめた 『サポートハンドブック』 を作りました。
同じように「なす術なし」と感じている方へ、きっと役に立つと思います。
📖 無料で読める『サポートハンドブック』はこちら
ハンドブックの概要はこちらの記事より確認できます。
下のボタンから【公式LINE】に登録すると、すぐにハンドブックをご覧いただけます✨
※インスタDMが届かないこともあるため、公式ラインを作りました。
読者さんの声
💬 「雪音ちゃんも旦那様も、辛い経験を経て今の穏やかな生活を手に入れているんだなって…私も『これでいいんだ』って思えました。」
💬 「こんなに作り込まれた資料を配布してくださってありがとうございます。雪音さんのYouTubeもよく見ています。」
💬 「苦しんでいる大半の原因は親というところ、泣けちゃいました。私自身も共感しました。たくさんの人に見てもらいたい資料です!」
💬 「26歳でここまで考えられる雪音ちゃんを尊敬します。同世代として励みになります!」
💬 「息子が自閉症で、旦那ももしかして?と思っていた矢先に雪音さんを見つけました。YouTubeも拝見させてもらいます♥」